一戸建ての間取りを考えるときの基本について

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「間取りを決めたいけれど、思うように決められない」
「考えることが多すぎてどんなことから決めればよいのかわからない」

間取りを考えている方はこうしたことにお悩みはないでしょうか?

間取りは収納や動線、土地の形など考えるべき点が多く、何から手をつけたらいいのかわからなくなるでしょう。

ですが、ポイントを押さえて決めていくことで、間取りを決めるのもスムーズになりますし、失敗も少なくなります。

とはいえ、間取りを考えることも普段からそうあるものでもありませんので、迷ってしまいますよね。

そこで今回は、戸建ての間取りの考え方の基本について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

間取りを考える前に検討すべきこと

まず、いきなり間取りを考えるのではなく、その前に検討すべきことがあります。

一見するとたくさんあるように感じるかもしれませんが、実はそれほど多くありません。
具体的には以下の点について考えるとよいでしょう。

  • 家族構成を考える
  • 土地の形状や周囲の環境を意識する
  • 優先順位を家族内でよく話し合う

それぞれの点について詳しく見ていきましょう。

家族構成を考える

間取りを考える上で家族構成を意識するのはとても重要です。
大まかには以下の要因が間取りに影響を与えます。

  • 子どもの有無
  • 将来的な介護の必要性

子どもがいるかどうかで子供部屋が必要となりますし、今現在いなくても将来的に必要になる場合もあるでしょう。

また、将来的にご家族の介護を意識する必要があるのであれば、トイレや浴室・キッチンなど主要な設備機器は1階に集中させて、1階だけで完結させるなどの配慮が必要になります。

土地の形状や周囲の環境を意識する

土地の形状や周囲の環境で理想的な間取りは変わります。
具体的には以下の点を考慮しましょう。

  • 道路がどの方角にあるか
  • 隣との距離は近いか、プライバシーに配慮する必要はあるか
  • 周辺の人通りは多いか少ないか

上記の要因が以下のように間取りに影響を与えます。

道路がどの方角にあるか

玄関は道路に近い場所に位置することが多いです。
そんな中で南面に道路がある場合、日照に配慮するための開口をどうやって確保するか、土地の広さによっては検証が必要な場合もあります。

隣家との距離は近いか、プライバシーに配慮する必要はあるか

特に都心部など土地が狭いような場合、隣家との距離が近くなってしまうケースがあります。
隣家との窓の位置関係によってはプライバシーが気になってしまうこともあるので、問題にならないように確認しておきましょう。

周辺の人通りは多いか少ないか

周辺の人通りについても確認しなければなりません。
周囲に人通りが多いようであれば、プライバシーの観点からフェンスを設ける、窓の位置に注意するなどの対処が必要があります。
また、人通りが少ない場合は空き巣の心配もあるので、防犯対策も検討しなければなりません。

 

「どう検討したらいいのかわからない」というときにはこのように周囲の環境を観察するのがおすすめです。

周囲の家の間取りを見れば、どんなところに配慮しているのかなどが参考にできる点がたくさんあります。

優先順位を家族内でよく話し合う

間取りを決める上では優先順位を家族でよく話し合うことが大切です。
全てをうまく反映させることが理想ではありますが、予算や間取りの関係でなかなか難しく、決めるまでに非常に時間がかかってしまいます。

そのため、具体的には以下の点について考慮して優先順位を決めましょう。

  • 家族で一番長く家にいるのは誰か
  • キッチンなどの設備を最もよく使う人の意見を反映させる
  • 予算はいくらなのか、どこに投資するべきなのかよく検討する

これらの点から誰の意見を優先して採用するか、どんな点を重視するのか優先順位を決めておくとスムーズに話し合いが進みやすくなります。

間取りを考える上でおさえるべきポイント

では実際に間取りを考えるときにどんなポイントをおさえるべきでしょうか。

間取りを考える上で押さえるべきポイントとしては以下のものがあります。

  • 家族の動線を意識する
  • 窓の配置は採光と風通しを意識する
  • 家電の位置からコンセントを決める

それぞれについて見てみましょう。

動線を意識する

間取りを考える上では家族の動線を考えることが大切です。

動線を図面に書き込んでみて考えると、次のような動線の問題点が浮き彫りになることもあります。

  • 洗濯機から物干し場までが遠い
  • 玄関からキッチンまでが遠く買い物袋を持ったまま移動する距離が長い
  • 男の子がいる場合、外遊びして泥だらけなのに洗面台や浴室が遠くて家を汚してしまう

これらはほんの一例ですが、家族一人一人の動線を意識することで、これらの問題点を意識しやすくなります。

窓の配置は採光と風通しを意識する

窓の配置は採光と風通しを意識するとよいでしょう。
採光を考えるときには以下の点がポイントになります。

  • 西日はできるだけ避ける
  • 南面に大きな窓を取り入れる

そして風通しを考えるには以下の点を考えましょう。

  • 1部屋に2ヶ所窓を設けることで空気の通り道を作る
  • 採光を意識せず風通しだけを考えるときは上げ下げ窓や滑り出し窓などを取り入れる

採光と風通しのポイントをうまく両立させることで、快適な住環境になるでしょう。

家電の位置からコンセントを決める

コンセントの位置は家電を配置する位置から逆算しましょう。
こういうと当たり前のことだと思われるかもしれませんが、実は失敗しやすいポイントの一つです。

具体的には以下の点を考えておきましょう。

  • 冷蔵庫などの大物家電の位置
  • 照明を取り付ける場合の位置関係
  • 掃除機をかける上でコンセントの位置が問題にならないか

こうしたことを考えておくと実際に生活して困ることも少なくなります。

ケース別の間取り例

間取りを考える上で「具体的なイメージがなかなかできない」というお悩みの人もいるのではないでしょうか。

住宅の間取りはその家族構成や優先順位などや考え方で大きく変わるため、一概にどの間取りが正解とは言いにくいものです。
その中で参考事例になるものがあれば、間取りを考えるのもぐっと楽になりますよね。

ここでは、失敗しやすい例や特に考えるべき点として以下の例について考えておきましょう。

コミュニケーションを意識するなら開放的な環境を意識する

例えばお子さんがいて、コミュニケーションのとりやすい環境を意識するなら開放的な間取りを意識してみましょう。

例えば以下のような方法があります。

  • 勉強部屋を共有スペースとして利用する
  • 吹き抜けを使い、家族の息遣いを感じやすい間取りにする

こうした部屋の作り方をすることで、家族で部屋が離れていてもコミュニケーションがとりやすい空間が完成します。

ただし、開放的な空間には

  • 匂いや音が筒抜けになりやすい
  • プライベート空間が確保しにくい

といったデメリットもあります。
これらのデメリットも踏まえた上で開放的な空間を取り入れるかどうか検討してみるとよいでしょう。

プライベート空間を意識するなら、個室の位置関係を整理する

プライベート空間をしっかりと確保するためには、個室の位置関係を考えることが大切です。

具体的には以下の点を考慮しましょう。

  • 客室は玄関から近いところに配置し、リビングなどを経由しないようにする
  • 浴室などのプライベートになりやすい空間は、できるなら玄関より遠い場所に設ける
  • トイレは客室からリビングを経由しないようにする

このように位置関係を意識して間取りを作ることでプライベートを意識した間取りとすることができます。

介護が必要ならバリアフリーを意識する

「将来的に介護をすることを考える必要がある」という場合には通路の幅を大きく取っておくとよいでしょう。というのも、通常幅の廊下だと狭く使いにくくなってしまうからです。

また廊下だけではなく、リビングやお風呂なども広めの空間を確保する必要があります。それ以外にも手すりを取り付けるなどの対策も必要です。

二世帯住宅は水回りを別々に

二世帯住宅はそれぞれの暮らしのプライバシーを守ることが大切です。
特に二世帯住宅はプライバシーの確保が問題になりやすく、トラブルも多いです。

例えば、以下のような配慮が必要になります。

  • 玄関を別々にする
  • 水回りは両世帯分設ける
  • 2階部分は排水関係の位置にも気を配る

特に玄関を別々にした場合には、設備を両世帯分設けるのは必須条件です。

2階の排水部分は音が出るため、2階の排水部分と1階のリビングの位置には気を使いましょう。

家族によっては玄関を分ける必要がないケースや、キッチンを共有にするということを考えてもよいですが、お互いの意向をよく話し合い確認する必要があります。

 

間取りの決め方のポイントを押さえて後悔しない家づくりを

今回は間取りを決めるときのポイントについてお伝えしました。

間取りを考えるときに考えることは多いように思えるかもしれませんが、ポイントを押さえて整理していけば、それほど難しいことでもありません。

まずは、自分や家族の優先順位を話しあい、どんな家にしたいかその基準を決めることから決めてみてはいかがでしょうか。

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