二重窓の防音効果と設置費用について

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道路の車の騒音や近隣施設の音や声、自室での楽器の練習音に機械音、ホームパーティの声・・・。

音の発生源が外からか中からかに関わらず、騒音の問題というのは時に近隣トラブルになるほどに根が深いものです。

共働き家庭の増加に伴って家族団らんや家事が遅い時間になるなど、近年の生活スタイルの変化や多様化も重なって、「自宅を防音仕様にしたい」というご相談がとても増えてきています。

特にマイホームの新築などのお引越しを機に本格的に検討されるというパターンは、非常に多いケースとなっています。
今回はそんな防音工事の中でも、特に重要な窓の防音化についてご紹介していきます。

1.窓を防音にする重要性

建物の防音というと、「壁」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
確かに「壁」の防音工事には、内側にふかふかとした厚い断熱材を沢山入れるケースが多く、空気層のボリュームのある壁でお部屋全体を覆えるようになることから、断熱効果がプラスされ省エネ効果も期待できるというメリットが付いてきます。

しかし、実際の音漏れの原因のほとんどは「窓」にあるといっても過言ではありません。

「音」の伝わり方には数種類あり、私たちの生活では「物質」を伝う場合と「空気」を伝う場合の2種類あります。

そのうち「物質」を伝わる音が騒音となるパターンは実は少なく、例えば駅のホームでの電車の音などがそれにあたります。
まだホームに入って来ておらず姿が見えない電車の音が聞こえてくることがありますが、それは線路そのものが振動することによって遠くの電車の走行音を伝えて来ているからです。

車体の揺れが線路の振動という形で直接的に音へと変化し、その結果線路の中をもの凄い大きな音が通っているのです。

このような物資を伝わるタイプの騒音であれば、壁の防音対策が建物全体の振動を抑えることにつながるため、有効です。

しかし同様のタイプの騒音を家の周辺に当てはめて考えると、工事車の振動によるものなど非常に限定的になります。

つまり日常で実際に騒音として捉えられる音の多くは、空気が振動することによって伝わるという習性を持っているのです。

そのため、どんなに壁を厚くして振動を抑え込んだとしても、開口部である窓の面の部分が薄かったり隙間があったりしては、その部分から振動した空気が出入りして音漏れへとつながり、他の面に防音加工を施した意味がほとんど無くなってしまうということです。

2.二重窓の効果

上記のように窓の防音をすることが重要であることから、防音対策として最も効果的なのが「二重窓」にすることです。

通常のサッシには、騒音に弱い要素が多々見受けられます。
そもそもサッシはその用途から、窓の開け閉めがスムーズにできるよう意図的に隙間を確保して「ゆるく」建てつけてあります。

さらに最も流通量の多いアルミサッシは板厚1mmと非常に薄く軽量の素材であるため、空気を非常に振動させやすく音を通しやすい材質と言えます。

仮にこれを窓ガラスのみ厚く振動に強いものに交換したとしても、隙間の問題が解消しない限り防音効果が実感できることはあまりありません。

二重窓とは、元々ある窓の部屋の内側にもう一つの機密性の高い窓を枠ごと取り付ける窓です。

二重窓は音楽スタジオなどの業務使用に用いられることも非常に多く、元の外窓と追加した内窓との間には空気層が生まれてクッションの役割を果たし、音の伝わりを和らげてくれるのです。

外から入った音は、外窓のサッシを振動させてサッシの隙間を透過する時点までは変わりませんが、その後、外窓と内窓のガラス間を音が行き来しながら反射し、その結果室内には緩和された音として少しの音だけが入ってくるため非常に防音効果が高いのです。

また、中間にできた空気層により、お部屋の断熱性能もアップさせることが可能なので省エネ効果もあります。

冷暖房の効率が良くなり省エネ効果が見込めるだけでなく、ほとんどの日本の住宅で悩みの種となっている窓の結露対策にもなるというわけです。

3.二重窓の設置にかかる費用

そんな防音効果の高い二重窓ですが、気になるのは設置にかかる費用ではないでしょうか?

4人家族仕様の木造2階建住宅家を想定した場合、二重窓の工事費用は50万円前後というラインが一般的な予算となります。

金額のおおよその内訳は以下の通りです。

・掃き出し窓(高さ約180cm×幅約170cm)
9万円×4ヶ所=36万円

・腰窓(高さ約110cm×幅約170cm)
5万円×3ヶ所×15万円

計51万円

上記に示した二重窓の導入工事は、既存窓を外窓としてそのまま使用し、後付けで内窓と追加窓枠を取り付ける場合です。

工事内容は、基本的には必要なパーツを内壁に留めていくもの。日常生活を送りながら1日あれば完了できてしまうほどの気軽さです。

新築の場合は、一通り内装工事まで終えてから、引っ越し直前のタイミングでの施工がおすすめです。

デザイン面においても、数色の中から窓枠やサッシの色を選べる場合が多く、部屋のインテリアが決まってから具体的な検討に入っても良いでしょう。
外観から見た窓枠の色を変えることなく、お部屋ごとにカラーセレクトができる点も二重窓の魅力のひとつです。

まとめ

防音対策を考えているのであれば、今回ご紹介した情報や費用の目安を参考に、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

防音効果以外にもは断熱・省エネ効果もあるため、最初に設置費はかかりますが、長期的に見るとお得であると考えられるでしょう。

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