導入を検討している人が知っておきたい床暖房のメリットとデメリットについて

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床暖房のあたたかみは、他の暖房器具にはない独特のもので、やわらかさがあります。「もし家を建てるなら床暖房にしたい」と床暖房に憧れを持つ方も多いのではないでしょうか。

しかし、「本当に我が家に床暖房を入れるべきなのかな?」と悩んでいる方もいるかと思います。

どんな暖房器具にもメリットやデメリットは存在します。床暖房にも当然メリットもあれば、デメリットもあります。

床暖房は、他の暖房器具に比べるとかなり特殊なので、そのあたりがはっきりしています。では、床暖房にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

今回は自宅に床暖房入れる場合のメリットとデメリットをご紹介しますので参考にしてください。

1 床暖房のメリット

どんな暖房器具にもメリットやデメリットは存在します。床暖房にも当然メリットもあれば、デメリットもあります。

床暖房は、他の暖房器具に比べるとかなり特殊なので、そのあたりがはっきりしています。では、床暖房にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

1−1  部屋がきれいなまま空気を温められる

最も大きな床暖房のメリットは、部屋の空気がきれいなままの状態で温められるということです。

この理由は、「伝導熱」と「輻射熱」というものについて知る必要があります。

伝導熱というのは、物と物が触れ合うことによって熱量の交換を行い、伝わる熱のことです。
例えば、熱いやかんにあなたが触ると、あなたは「熱い」と感じます。それは、やかんの持っている熱を、触った手のひらが吸収したために「熱い」と感じるのです。

物と物だけではなくこれは空気によっても発生します。暖かい空気に触れることによって、空気の熱が体内に移動し、体は温かくなります。逆に空気が冷えると、体の熱が空気に奪われてしまうため、体が冷えます。これが伝導熱という熱の仕組みです。

ストーブやエアコンなどは、空気自体の温度を上げることによって、その空気に触れている人の体を温めるという、空気からの熱伝導を目的とした暖房器具です。

これは逆にいえば、空気を温めるために、空気が機械の中を通ったり、ガスの火に触れたりする必要があります。
その際に、暖房器具から噴出される空気には、ホコリやダニの死骸などといったハウスダストも混入してしまうため、空気がきれいとはいえなくなってしまいます。

輻射熱は、熱を持つものから電磁波が発生し、その電磁波を受けた対象も熱くなるというものです。電子レンジは、電磁波だけを発生させ、物を暖めることに成功しています。

床暖房の場合は、床自体が暖まることによる、この輻射熱で人を温めますので、空気はきれいなままというわけです。

また、空気を暖めるタイプの暖房器具に比べ、ファンを動かす必要がないので、音も静かだというメリットもあります。

1−2 身体全体を暖めることができる

熱源が床にあるため、足元から暖められることになり、人間の健康にとって良いとされる「頭寒足熱」という状態になります。

足には、全身の約70%の血液が集中しているといわれています。足元を温めることにより、全身の血流が良くなり、冷え性を防いだり、基礎代謝の力をアップさせたりすることができます。つまり、床暖房は健康にも良いと同時に、身体全体を暖めてくれるのです。

さらに、前述のように床暖房は輻射熱によって人体を暖めるという性質も持っている暖房器具ですので、その輻射熱は壁や天井にも伝わり、家全体を暖めます

そのため、家の中にいる人は、全方向からの輻射熱を受けるという事にもなります。

1−3. 火災の心配がない

床暖房は、火を使った暖房ではないので、万が一地震が起きたり、災害が発生したりする場合も、火災の心配をせずに済みます。万が一のことを考えると、もっとも安全性の高い暖房器具だといえます。

ただし、過去には床暖房の電極部がショートするという電気的な理由で火災が発生したというケースがあります。

これは設置業者の問題であり、床暖房自体に原因はないのですが、「床暖房だから100%火災は起きない」と考えて対策を取らないというのは危険です。

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2 床暖房のデメリット

2−1 コストがかかる

床暖房のデメリットの一つ目は、ずばりコストがかかることです。

初期費用だけでなく、ランニングコストもそれなりにかかります。メンテナンスにもお金がかかりますし、故障した際にもお金がかかります。
このように床暖房はそれなりのお金がかかる設備です。

床暖房には、電気式のものや温水式のものがあり、それぞれによって費用は少しずつ変わりますが、どの場合でも決して安くない金額がかかってしまいます。

例えば、床暖房を導入するための初期費用は、温水式の床暖房であれば60万円から80万円、電気式の床暖房であれば30万円から60万円程度するといわれています
また、初期費用が比較的安い床暖房を導入した場合は、今度はランニングコストが割高になる傾向があり、月々の負担額が大きくなってしまいます。

床暖房の費用だけで月々1万円以上かかっているという家庭は多いようです。また、温水式の床暖房の場合、10年程度で中を流れる不凍液を交換する必要が生まれます。交換には5万円程度の費用が必要になります。

また、もし故障してしまった場合、修理には安くても30万円、高ければ100万円程度の費用が必要になると言われています。これだけの額の予想外の出費があると、マネープランは立てにくいですよね。

それを防ぐためには、年に1回程度、定期的に業者さんに点検をしてもらうと良いでしょう。ただし点検をしてもらうのにも1回の点検に5000円程度の費用は必要になります。

2−2 暖かくなるまで時間がかかる

また、床暖房にもう一つデメリットがあります。それは、温度が上がるまで時間がかかるということです。

真冬に家に帰ってきて寒いからと床暖房を入れても、温まるまで20分から30分程度待たなければいけません。

常に人がいるリビングなどの場所には向いていますが、入ったり出たりを繰り返すキッチンやトイレ洗面所などには床暖房は向いていないかもしれません。
そのような場所で使用する際は、タイマーをセットして温めておいたり、一定時間つけっぱなしにするなど、使用の仕方を工夫する必要があります。

また、床暖房のパイプが張り巡らされた範囲全てが温まるため、その範囲内に複数の人がいれば効率は良いのですが、1人しかいない場合は効率が悪くなります。

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3 フローリング以外の素材を使うときの注意点

床暖房は、フローリング以外にも、タイルや塩ビシート、さらに畳や無垢フローリングでも対応しているなど、様々な種類の床材でも対応しています。

ただし、畳や無垢フローリングの場合は以下のようなデメリットもあるので検討する方は注意が必要です。

3−1 畳の場合の注意点

畳は基本的には断熱の要素が高いので、床暖房には不向きです。
そのため、床暖房を採用する場合は、分厚い本床ではなく、3センチ程度の、薄い床暖房対応用の畳にする必要があります。ずっしりとした感じがなくなり、少々軽く、薄いような感触に変わります。

3−2 無垢フローリングの場合の注意点

無垢フローリングとは、切り出した木材をそのまま床に当てはめて使用するフローリングです。

床暖房対応の無垢フローリングは、他の一般的な無垢フローリングと比べて高価になります。また、対応しているとはいえ、熱の影響を受けて収縮することで、反りなどが発生することもあります。

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4 まとめ

床暖房は、部屋の空気を汚さず、全身を温めることができる快適な暖房であるということから、おすすめだといえます。

しかし、設置費用と電気代やガス代などのランニングコストを含め、メンテナンス費用や修理費用が高額になるため、いくらくらい掛かるのかも把握しておくことも大事です。

また、対費用効果がどれくらいなのか、そもそも床暖房は本当に必要なのか、など家族内で予算と照らし合わせながら話し合うことも大切です。

床暖房の種類によっても、初期費用やランニングコストが大きく変わってくるので、業者に相談しながら自分たちの希望に合ったものを検討しましょう。

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