土間のある家を考えている方へ | 間取りの楽しい考え方をお伝えします

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家の中に土間を採り入れてみたいという方、いらっしゃると思います。

町家や民家的な空間デザインへの憧れであったり、外部との繋がりを考慮したオーガニックな生活だったり、イメージは様々です。

本記事では、土間空間をつくる上での間取りの考え方や注意点についてお伝えします。土間のある空間を検討している方は参考にしてみてください。

1 間取りの考え方

玄関空間をリビングの延長として捉える

杉坂建築事務所施工

玄関空間をリビングの延長として捉えることは古民家にも通ずる間取りです。

古民家の場合は10畳くらい、あるいはそれ以上の土間があったりしますが、4~6帖程度確保できると少し面白い空間ができてきます。

このとき単に玄関空間だけ広くするのもアリですが、奥の空間と連続性を持たせると効果的です。

玄関土間を広くして来客の用事を済ませられるようにしたり、好きな植物の世話が出来る場所だったり、お気に入りの自転車を格納する場所にしたり、それはそれで考え方が広がります。

そこにプラスアルファ、リビングなど別な空間への連続性が加えられると効果的です。玄関空間で完結せず、広がりをもたらす場として機能するようなります。これは先にも触れた古民家や町家など日本家屋の造り様に通じる考え方。

昔の日本家屋は板戸や障子で仕切られており、行事や冠婚葬祭、季節ごとのしつらえによって空間同士を結んだり分けたりして柔軟に活用していました。更にそれが屋外にまで及び、縁側を仕切る障子や雨戸を取り払えば、柱しかない吹きっ晒しの空間にもなります。
それをそのまま採り入れるという訳ではなく、考え方を上手に活用できたら良いと思います。

ちょっとしたギャラリー機能を加えて薪ストーヴやペレットストーブを置き、二次的なくつろぎの場所としたり、更に上部をちょっと抜いてストーブの熱が循環する仕組みを与えれば、冬場の全館暖房も可能になります。

リビングルームとの境は建具やパーテーション、スクリーンなど可動性のあるもののほか、格子状の目隠し壁を設けて、来訪者との視線を遮る手法など考えられます。

屋外と連続性のある生活

外に家庭菜園を設けようと思っている方であれば、採れたての野菜を土間空間に持ち込んでキッチン作業に連結させるのもいいですね。

郊外型の住宅であれば、土間空間を外部に開放して縁側のようにすることもできます。アクティブに使うのなら、土間に排水口を設けておくと良いでしょう。

通り抜けが出来る土間

趣味がある人であれば、工作やアウトドア用品の手入れが行えたり、多少乱雑にしておいても構わない場所が欲しいと思うかもしれません。

そうした場所に繋がったり通り抜けたりできると便利になります。さらに、建物裏手のカースペースに接続したり、生活の裏動線と兼ね併せたりすることもできます。

そうすることで建物を廻り込むよりもずっと使いやすくなります。

SOHO的な使い方

自宅で仕事を行いたい場合、内容によっては土間の方が使いやすいこともあるでしょう。

屋外からの出入り口を自宅と兼用するか別にするか。仕事の内容や家族形態、来訪者の頻度によりますが、そうしたソフトの面だけで決めてしまわず、物理的な空間の造り方を考えてみることもお勧めします。
壁で固定的に仕切ることだけで無く、導線のとりかたや空間の角度の取り方を工夫するだけでも少し違ってきます。更にスクリーンや衝立、建具などの可動部材を効果的に使うのも良いでしょう。将来的な可能性(可変性)を余地として残しておけるような計画も検討してみてはいかがでしょうか。

 

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2 土間の間取りを考える際の注意点について

「土間」というイメージに囚われ過ぎてしまうと、実際に生活してみて「失敗だったな…」と感じてしまうこともあります。
土間を無理やり造ってしまってうまく使い続けられない(使いこなせない)とちょっともったいないことになります。
物置スペースになってホコリを被らないようにしたいところです。

土間空間は玄関土間がそのまま続くようなものですので、一般的な住宅の床よりも1段低くなります。欧米のような住まい方をするなら良いですが、上がりの床をベースに一部土間空間を楽しみたい場合には、先々もったいないことにならない様、日々の生活で使いながら将来的にも持続性を持てるよう、ソフト・ハード両面で家族とも良く相談なさることをお勧めします。
うまく採り入れられれば、空間的にも生活の質としても豊かなものとなるでしょう。

また、土間から屋外に段差なく大きく開放できたら気持ち良い空間になりそうです。
ただし最近は住まいの断熱気密性能が格段に向上しました。その性能面を活かす場合には採用可能な開口部(窓)が限られてきます。これは建築する地域の気候も関連するので、施工店とよく相談する様にしましょう。
低い土間から屋外へフラットな床で接続させるためには、土間納まりが可能な仕様を選択します。普通の木造用サッシは木の角材などを下地にして固定します。その場合低い土間だと地面近くに木を埋め込むことになり、腐食やシロアリへの対応上望ましいと言えないためです。
土間のある家の場合は、基礎断熱という手法をとります。そこへ組み込む納まりも熟知している必要があります。

あとそもそもですが、動線や靴の脱ぎ履き、掃除等について許容できるかどうかもしっかり検討しましょう。

そして土間の仕上げはタイルや左官とすることが多いと思います。
土間の下地がコンクリートだとすれば、これらは全体的に熱容量の高い素材であるため、そのままだと夏場以外は冷えを感じやすくなります。
ですので土間スペースが広くなるようであれば、埋込型の床暖房を活用したり、お好みに合えば出力の強い薪・ペレットストーブを検討してもよいでしょう。

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3 まとめ

土間のある住まいは、つくりかたによって空間に広がりを与え、快適性や個性をもたらすことが可能です。
趣味や仕事に通ずるような明確な目的のある人にも結構良かったりします。できれば見た目のデザイン性だけではなく2次的3次的な効果が得られるような機能が持たせられると良いですね。

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