土間のある家は、新鮮で個性的な雰囲気を醸し出すことができます。
今回は、実際に本サイト「たてぞう」を運営している杉坂建築事務所で施工した土間のある家の事例を画像つき6事例紹介しますので、検討している方の参考になれば幸いです。
1. 趣味の世界に浸る異空間
骨董好きのご夫婦が、その趣味を最大限愉しむためにつくった空間です。メインは和骨董。器や家具調度を愛で、また、使いながら過ごす場所です。
玄関の脇にある古建具をくぐるとこの空間に繋がります。土間空間に設けた畳と板の間は島のよう。近しい友人を招き、囲炉裏を囲んでお酒を酌み交わすこともしばしばだとか。土間を通り抜けた先はテラスになっており、ダルメシアンと遊ぶスペースです。
60年以上本物の注文住宅にこだわり続けた
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2. 中庭の菜園と繋がる土間ダイニング
明るさと開放感を確保するために、吹き抜けと高窓のあるダイニング。この開放感を活かすために中庭風に仕立てました。
周囲の視線を気にせず、とても明るいダイニング。目の前の中庭には奥様がちいさな菜園をつくり、野菜やハーブを育てています。お客様が来るとそこからハーブを摘み取り、お茶にして出してくれます。とてもフレッシュな香りが嬉しい気分になります。土間には床暖房が入っていますが、冬でも日中は陽の光で暖かく過ごせます。
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3. テラスへつながるダイニングキッチン
奥行が深く細長い土地に建つ、間口2間半程の細長い建物です。道路よりも地盤が高いという開放感を活かしています。
屋根のあるデッキテラスと緑の庭を出来るだけ大きく取り、そこに連続する様な土間ダイニングを計画。オープンなダイニングキッチンとする事で空間を有効化。
オールステンレスの厨房セットでインテリアをモダンに演出しました。土間にはダークトーンのタイルを用いることで、シックな雰囲気を演出しています。
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4. 猫と犬と過ごすサンルーム的空間
住宅地の一角にある住まいです。
住まいの中に愛猫・愛犬と過ごすオープンすぎない明るいスペース、屋内だけど何となく屋外の様な空間を設けました。
実は左の窓の向こう側は浴室です。要するに浴室の窓は直接屋外に設けずこの空間だけに向けられています。
現在は換気設備もしっかりしているので、こんな事も可能という訳。
いかに遮りながら解放するか、窓の位置関係にも配慮し、明るさを保つ工夫を施しています。
少しずつグリーンを増やし、動物たち植物たちとの憩いの空間にして行きたいのだとか。
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5. 穴蔵的な落ち着きで景色と繋がる半地下リビング
周囲を緑の雑木林に囲まれた、高台にある住まいです。地盤に建物を少し埋め込んだつくりが特徴です。
このため窓の位置も高くなり、何となく穴蔵の様な包み込まれた雰囲気も感じます。
目線が高くなると、緑や空の方へ自然と向かい、心も穏やかに。
室内の木の空間は外の自然と呼応する様に連続性を感じさせてくれます。
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6. モダン和風な造り付け豪快キッチンのある空間
みんなで囲むダイニングキッチンを住まいの中心としたお宅。
主役はアフリカ産のボセという分厚い板が載せられた大工造りのシンク付きテーブルです。
ポイントは座る人と立ち仕事をする人との使い勝手を両立すること。
難しい事はなく、床の高さを変えて計画しています。
家族にはラブラドールも一匹。タイルの土間は傷付きにくく自由に動きやすい仕上げです。
オープンなキッチンは一長一短ありますが、とても個性的な空間を演出できます。
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まとめ
土間のある家について紹介しました。
土間のある空間は新鮮で個性的な雰囲気を持たせることができます。
見た目だけでなく、機能、性能面でも工夫によってフローリングの床とは違った快適性を持たせる事も実は可能です。
ただし一長一短がありますので、その辺りはしっかり確認する様にしましょう。
外との繋がりなども含めて考えると、生活に豊かさをもたらす素敵な空間づくりが可能になります。